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しじみとあさりの違い

貝の中でも食べる機会が多いしじみとあさり。
この二つの貝は、どのような点が違うのでしょうか?

一つ目は、生息する場所です。
しじみは、海水と淡水がぶつかる汽水域や淡水に生息しています。
一方あさりは、汽水域に近い海の砂の中に生息しています。
あさりは泥分の多い干潟を好むので、砂抜きをすると砂を多く吐くのです。

二つ目は、見た目です。
しじみは模様がなく黒色や茶色で、丸みのある形をしています。貝の表面には細い筋がありますがザラザラしていません。大きさはだいたい2~3cmです。
あさりは様々な模様や色があり、貝の表面はザラザラしています。大きさはだいたい3~4cmです。貝によっては6~7cmのものもいます。

三つ目は、寿命です。
種類や地域によっても異なりますが、全国的に有名なヤマトシジミの寿命は十年以上です。
あさりの寿命は、約八、九年といわれています。

最後に、旬の時期です。
しじみの旬は三~五月で、あさりの旬は三~四月、九~十月になります。

このように似ているようで異なる部分が多いしじみとあさりですが、共通点がいくつかあるのでご紹介します。
まずは、健康効果です。 しじみとあさりの共通する健康効果は、肝臓機能向上、貧血予防効果です。 また、しじみとあさりはともに二枚貝(二つの貝がついになって一つの貝になっている貝)になります。

また、しじみとあさりの砂抜き方法も同じです。
しじみは真水で砂抜きをすることが一般的ですが、真水で砂出しをするとしじみに含まれているうまみ成分が逃げてしまいます。
ですから、しじみの砂抜きをするときにも少量の塩を入れた水で砂抜きすることをお勧めします。
ちなみに、しじみの砂抜きをするときの塩分濃度は0.3%(1Lの水道水に約3gの食塩)、あさりの砂抜きをするときの塩分濃度は3%(1Lの水道水に約30gの食塩)です。

最後に保存方法です。
しじみもあさりも冷凍保存をすると、うまみがアップします。また保存期間も二ヶ月ほどもちますし、調理のときにはそのまま使うことができるので便利です。

調理しにくいイメージがあるしじみとあさりですが、砂抜きをしているものもありますし、身を乾燥させたものも販売されています。しじみもあさりも健康効果が高いので、ぜひしじみとあさりを使ってみてくださいね。

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