アンモニアを分解してくれるしじみの効果

アンモニアとは

アンモニアというのは、主に腸や腎臓で生成されるたんぱく質を分解したときに生まれる分解産物です。血液中に放出されて、肝臓で尿素を合成する材料となり、最終的には腎臓から尿中に排出されるようになっています。

アンモニアの危険性

アンモニアは成体によっては毒性のある成分です。そのため、肝臓で尿素にして無毒化するようなシステムになっています。しかし、肝硬変や肝臓がんなどになり、肝臓の機能が低下している場合は尿素を作り出す機能も衰え、血液中のアンモニアが増加してしまいます。
そうすると中枢神経に悪影響が現れ、手指の震えや言語不明瞭、視力の衰えなどといった障害が現れ、ひどくなると昏睡に陥ってしまいます。

アンモニアが増加するタイミング

アンモニアは運動をしたり、たんぱく質を食事から摂取した際などに増加します。基準値は15~70μg/dlですが、成人よりも子供の方が高い値になっています。

アンモニアを分解するしじみの栄養素

アンモニアを分解する働きのある栄養素はオルニチンとタウリンです。しじみにはこの両方の栄養素が含まれています。

オルニチン

しじみに含まれているオルニチンは肝臓の働きを高める効果があります。肝臓ではアンモニアを分解・解毒する作用があるため肝臓を健康に保つオルニチンは非常に重要な栄養素です。
オルニチンは肝臓内の尿素回路である「オルニチンサイクル」に働きかける効果があります。オルニチンサイクルというのは、オルニチンがシトルリンやアルギニンに変化しながら肝臓の細胞内でアンモニアを分解・排出する代謝経路のことです。
オルニチンサイクルの働きが活発になることにより、アンモニアを分解するエネルギーを作り出すミトコンドリアの働きを助けることにもつながります。

タウリン

タウリンはアミノ酸の一種で、アルコールや薬、アンモニアを分解して無毒化し、尿や便として体外に排出する働きがあります。また、タウリンは胆汁酸(たんじゅうさん)の分泌を促し、肝臓の働きや肝細胞の再生を促進してくれる効果もあります。
肝臓の重要な働きである胆汁の生成や、解毒効果をサポートするという面において、タウリンは欠かせない栄養素なのです。

肝臓は沈黙の臓器

アンモニアを分解するために重要なのは肝臓の健康です。しかし、肝臓には痛みを感じる神経がありません。肝臓がダメージを追っていても自覚することができないのです。
そのため、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。肝臓の健康を保つためにも、オルニチンやタウリンを含んでいるしじみを積極的に摂取しましょう。

【参考URL】
https://www.sororityparents.com/2011/01/sorority-recruitment-at-indiana-university_bloomington/

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