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しじみで夏バテ解消

しじみの産卵期は6月から9月です。この時期のしじみは非常に美味しく、身が大きくて食べ応えがあります。また、産卵に向けて栄養をたっぷりと蓄えているため、夏バテや疲労回復、滋養強壮にも効果があります。
しじみは夏の滋養強壮食として、古くから日本人に愛されてきた食材です。

夏バテとは

夏バテとは、身体が夏の高温・多湿な状態に耐えるためにエネルギー消費が大幅にアップしているにも関わらず、食欲や睡眠をうまく摂ることができない状態のことです。夏に起こると思われがちですが、本来は秋口に体調を崩した際に、夏に失った体力の影響で体調を崩すことをさします。
暑気中り(しょきあたり)とも呼ばれ、自律神経のバランスが乱れることで、全身の倦怠感や思考力低下、食欲不振、頭痛やめまいなどの症状が引き起こされます。

夏バテ解消にしじみ

夏が旬のしじみは夏バテ解消にとてもおすすめの食材です。特に夏に流通するしじみは土用しじみと呼ばれ、栄養豊富です。

土用しじみとは

しじみは産卵期である夏が旬の時期です。この時期に流通するしじみを土用しじみと呼びます。この時期のしじみは、肉厚で美味しく「土用のしじみは腹薬」とも言われているほど豊富な栄養が含まれており、疲労回復や滋養強壮に効果があります。中でも夏の時期に水分と共に失われがちなミネラルを豊富に含んでいるため、夏バテ解消にぴったりの食材なのです。

土用の丑の日

土用とは中国が起源とされている「五行説」という思想に基づいた考え方です。
この世のあらゆる物は、木、火、土、金、水の五つの要素からなっており、木は春、火は夏、金は秋、水は冬を表しています。そして、土用である土は季節の変わり目である「立春(2月4日頃)」「立夏(5月5日頃)」「立秋(8月7日頃)」「立冬(11月7日頃)」の前の約18日間を指しているという説で、一般的には立秋を指すことが多くあります。
土用の丑の日というとうなぎを思い出す方も多いと思いますが、実際はしじみの方がうなぎよりも昔から土用の丑の日に食べる風習があったのです。

土用しじみの栄養

夏のしじみは産卵期を迎えて栄養がとても豊富です。
しじみに含まれるたんぱく質やビタミンB群、タウリンなどは疲労回復や滋養強壮に効果があります。

たんぱく質

たんぱく質は筋肉を作るだけでなく、持久力を左右する血液中のヘモグロビンの材料でもあります。たんぱく質が不足すると、疲れやすくなったりスタミナ切れを起こし、バテやすくなってしまいます。しじみには100gあたり7.5gのたんぱく質が含まれていますので、たんぱく源としておすすめの食材です。

ビタミンB1

糖質をエネルギーに変える働きのあるビタミンB1ですが、暑い夏は特に体力を維持するために消費量が増えてしまいます。さらにビタミンB1は水溶性ビタミンなので、汗や尿と一緒に排出されやすい栄養素です。ビタミンB1が不足し続けると、疲労が残ってバテてしまい、体調不良を引き起こす危険性があります。しじみには100gあたり0.02mgのビタミンB1が含まれていますので、積極的に摂取しましょう。

ミネラル

夏に不足する成分というと、汗とともに流れ出てしまうミネラルがあげられます。しじみにはナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、亜鉛など豊富なミネラルが含まれています。特にナトリウム(塩分)は汗として流れ出やすい成分ですが、体内の水分量を適切に保ち、神経や筋肉を正常に動かすためには欠かすことのできない栄養素です。
しじみには数多くのミネラルも含有されているため、夏バテに効果があるのです。

旬のしじみは夏バテ解消にとてもおすすめの食材です。ぷりっと太った実にたっぷり詰まった栄養で、食べることで元気を取り戻すことができます。

【参考URL】
https://www.iimachi-akita.jp/taityouhuryou.html

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