しじみの疲労回復効果とは?

疲労感と肝臓の関係

しっかり寝てもなかなか疲労が解消されない、それどころか日々蓄積していく疲労...。ゆっくり体を休めても、疲労感が解消されないのはなぜなのでしょうか。もしかすると、肝臓の機能が低下していることが原因かもしれません。

疲労が起こる仕組み

肝臓は「生体の化学工場」とも言われている臓器です。栄養素の合成と貯蔵を行っているほか、疲労物質の解毒・分解・排出をしています。
しかし、睡眠不足や食べすぎ、アルコールの過剰摂取、運動不足やストレス過多などが原因で肝臓の解毒機能が衰えることがあります。解毒が滞ると有害物質が血液中に流れ出し、体中をめぐります。そうすると身体のエネルギー産生が滞り、疲労を感じてしまうわけです。

疲労物質を解毒して疲労回復

疲労物質であるアンモニアは、人体にとって危険な物質でもあります。アンモニアは腸や腎臓で生成されるたんぱく質を分解したときに生まれる分解産物で、血液中に放出されて肝臓へ運ばれます。
肝臓は、過剰に蓄積すると人体に悪影響を及ぼす物質であるアンモニアを無害化し、尿素に変換して体外に排出する重要な働きを担っています。

疲労が解消されない場合

肝臓の機能が低下している場合は、尿素を作り出す機能が衰えてしまいます。そうすると、血液中のアンモニアが増加していきます。
その状態が続くと中枢神経に悪影響が現れ、手指の震えや言語不明瞭、視力減退などの症状が現れ、さらに悪化すると昏睡に陥ることもあります。

しじみの疲労回復効果

しじみには疲労回復効果があります。しじみに含まれているオルニチンとタウリンという成分が、疲労物質を分解する肝臓の働きを助ける働きをするためです。

オルニチンの解毒効果

しじみにはオルニチンというアミノ酸が含まれています。アミノ酸の中でもオルニチンは遊離アミノ酸に分類される成分で、肝臓内で非常に重要な働きをします。
オルニチンは、肝臓の中で「オルニチンサイクル」という代謝経路を構成します。この経路はオルニチンが肝臓内でシトルリンやアルギニンに変化しながら、疲労物質であるアンモニアを分解・排出するというシステムです。疲労物質が排出されるため、オルニチンを摂取すると体から疲労感が消えていくのです。

タウリンの解毒効果

タウリンもオルニチンと同じくアミノ酸の一種です。アルコールや薬、アンモニアを分解して無毒化し、尿や便として体外に排出してくれる成分です。また、胆汁酸(たんじゅうさん)の分泌を促し、肝臓の働きや肝細胞の再生を促します。
肝臓の働きが活性化し、疲労物質であるアンモニアを体外に排出してくれるため、タウリンも疲労感を消してくれる成分といえます。

肝臓の解毒効果で疲労回復

オルニチンサイクルで疲労物質であるアンモニアを分解するためにも、肝臓の解毒効果をサポートするためにも、オルニチンやタウリンが含まれているしじみを食べると良いでしょう。

【参考URL】
http://www.nyssenate34.com/hiroukaihuku.html

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