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しじみと成長ホルモンの関係とは

オルニチンが成長ホルモンの分泌を促す

しじみにはオルニチンという栄養素が100gあたり10.7~15.3mg含まれています。オルニチンには成長ホルモンの分泌を促す効果があります。

オルニチンサイクルとは

オルニチンには、肝臓の「オルニチンサイクル」を構成するという代表的な役割があります。「オルニチンサイクル」とは、オルニチンがシトルリンやアルギニンに変化しながら肝臓内で疲労物質であるアンモニアを分解・排出する代謝経路のことです。
尿素回路とも呼ばれており、このサイクルでアンモニアは無害な尿素に変換されます。オルニチンはこの働きを活発にするサポートをします。

成長ホルモン合成に不可欠なアルギニン

オルニチンサイクルの中で、アルギニンというアミノ酸が生み出されます。このアルギニンはスーパーアミノ酸とも呼ばれるほど人体にとって重要な栄養素です。人間の体の健康を支えるためには欠かすことのできない栄養素で、成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。そのため、オルニチンの摂取は成長ホルモンの分泌促進にとってプラスになるのです。また、しじみそのものにもアルギニンは含まれていて、生のしじみには100gあたり470mgのアルギニンが含まれています。

成長ホルモンとは

人間の体内には100種以上のホルモンがあるといわれています。その中でも成長ホルモンは、成長や代謝に関係するとても重要なホルモンの一つです。

成長ホルモンの分泌

成長ホルモンは、脳から指令を受けて脳下垂体前葉(のうかすいたいぜんよう)という場所から分泌されます。その後、肝臓や筋肉、脂肪などあらゆる臓器の代謝を促します。

成長ホルモンの分泌を増やすために

成長ホルモンの分泌は主に睡眠中に行われるため、睡眠時間が十分にとれていないと分泌量が減ってしまいます。例え長時間寝ていたとしても、睡眠が浅いと成長ホルモンの分泌量は少なくなるため注意が必要です。
また、運動後も成長ホルモンが分泌されるタイミングの一つです。適度な運動を行い、程よい疲労感を得てから眠ると成長ホルモンの分泌がより活発になります。

成長ホルモンの働き

成長ホルモンというと身長を伸ばすためのホルモンというイメージが強く、成長期の子供にだけ必要だと思われてしまいがちです。しかし、成長ホルモンには体内の物質をエネルギーに作り替える働きがあります。これを代謝といいます。

(1) 骨の成長
幼児期から成長期までは、成長ホルモンの分泌が最も活発な時期です。成長ホルモンが骨細胞の分泌や増殖を促すことにより、身長や骨格が正常に成長します。

(2)疲労やけがの回復
成長ホルモンは成長だけでなく、疲労したり破損した体組織を修復し、再生させる働きもします。そのため、疲労やけがの回復にも大きく関わっています。

(3)脂肪の分解と放出
成長ホルモンが体組織の修正や維持をする際、体脂肪を分解します。そしてその体脂肪は血中に放出され、エネルギー源として利用されます。

(4)免疫力の向上
体組織の修復や再生をするということは、身体の疲労を修復し、体力を回復させるということでもあります。そうすると菌やウイルスへの抵抗力、免疫力などを高めることにも繋がるわけです。

(5)美容効果
体組織の修復・再生を行うということは、肌の新陳代謝を活性化させたり、血行をよくして肌の老廃物を取り除く効果もあるということです。また、皮膚が生まれ変わり新しい皮膚を作り出すターンオーバーを正常な周期に整える効果もあります。
加齢とともに新陳代謝が低下するとターンオーバーの速度も下がり、肌がくすんだりシミが増えたりします。成長ホルモンがきちんと分泌されるということは美容にも大きく関係しているのです。

しじみを摂取するタイミング

オルニチンを含むしじみを摂取するタイミングは、寝る前がおすすめです。なぜなら、成長ホルモンがより分泌されるのが睡眠中だからです。さらに寝る前は軽く運動をすることで程よい疲労感の中、良質で深い睡眠をとることができます。成長ホルモンの分泌促進にプラスの環境を整えることが大切です。

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