しじみの精神安定効果とは

しじみが精神を安定させる

しじみには肝機能の改善やサポートを行う効果がありますが、それだけではありません。しじみに含まれる成分には、精神を安定させる効果もあります。

オルニチンサイクルの働き

しじみに含まれているオルニチンは、肝臓の「オルニチンサイクル」を活発にします。オルニチンサイクルは、オルニチンが肝臓でシトルリンやアルギニンに変化しながら、疲労物質であるアンモニアを分解・排出する代謝経路のことです。
このサイクルによりアンモニアは無害な尿素に変換され、疲労が回復します。

疲労回復による精神安定効果

疲労物質であるアンモニアが無害化されると疲労回復につながり、新陳代謝が促進されます。新陳代謝が活性化するとホルモンの分泌が改善され、ストレス解消、睡眠改善、神経の鎮静作用などが働き始め、精神的に安定します。

しじみに含まれるトリプトファンの効果

しじみにはトリプトファンという成分が含まれています。このトリプトファンは必須アミノ酸でもあり、肝臓や腎臓ではエネルギー源に変わります。
そして、脳に到着してからは精神を安定させる働きをします。

精神を落ち着かせる効果

脳内に運ばれたトリプトファンは、ビタミンB6やナイアシン、マグネシウムなどにより代謝されて、最終的には神経伝達物質であるセロトニンに変化します。
セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンなどの興奮作用のあるホルモンを鎮める効果のあるホルモンです。興奮させる作用のあるホルモンが落ち着くと、精神が落ち着き安定状態になります。

女性ならではのPMSに効果あり

トリプトファンの精神安定効果は、特に女性にとって良い効果があります。月経の3~10日前に起こるPMS(月経前症候群)のイライラや腹痛、頭痛などの体調不良の改善に効果があるためです。PMSは女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが急激に変化することにより発症します。
また、脳内物質であるセロトニンが著しく減少することも、片頭痛や精神不安の原因になります。セロトニンは精神の安定にも関係するホルモンなので、不足することにより精神が不安定になってしまいます。そのため、セロトニンを作り出す材料になるトリプトファンを摂取することで、精神を安定させることができるのです。

更年期障害にも効果がある

また、ホルモンの変化により引き起こされる更年期障害の緩和にもつながります。更年期とは閉経の時期である45歳~55歳の約10年間をさしています。
更年期障害の症状はイライラや不安感、憂うつ感などの精神的なものが多くあります。
これらの症状が引き起こされる原因は、閉経した事によるエストロゲンの分泌の急激な変化です。エストロゲン値が大きく変動するということは、セロトニンなどの神経伝達物質が不足することにつながります。神経伝達物質が不足すると、イライラや精神不安といったような気持ちの波が、自分でコントロールできなくなる症状が現れます。そのため、セロトニンを作り出す材料になる、トリプトファンを摂取することで症状が緩和されるというわけです。

しじみに含まれるその他の栄養素

しじみには体に良い栄養素であるビタミンやミネラルが豊富に含まれていますが、精神の安定に良い栄養もたくさん含まれています。
栄養バランスのとれた食材ですので、積極的に食事に取り入れることをおすすめします。

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