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しじみに含まれているメチオニンとは

しじみに含まれるメチオニン

しじみには肝機能を高めてくれる成分がたくさん含まれています。メチオニンもしじみに含まれる肝機能に関わる成分の一つです。
メチオニンは体の中でたんぱく質を作るとき、最初に必要となる必須アミノ酸です。また、脂肪をエネルギーに変える物質の生合成の際にも必要となる重要な成分でもあります。そのため、不足しないよう気を付けて積極的に摂取する必要があります。

メチオニンの性質

メチオニンは硫黄を含んだ疏水性(そすいせい)の含硫アミノ酸です。疏水性とは水に溶けにくい、あるいは混ざりにくい性質を持っているという意味ですので、メチオニンは体内に蓄積しやすい物質ということです。

薬としてのメチオニン

メチオニンは、薬物の中毒症状が出た場合の治療薬としても使われています。通常は静脈または皮下に直接注射して治療します。
また、メチオニンはアレルギーによるかゆみや痛みを引き起こす作用のある、ヒスタミンという神経伝達物質の血中濃度を低下させる働きがあります。

メチオニンの効果

メチオニンはさまざまな働きをサポートしてくれますが、その中には肝臓の機能を向上してくれるほか、精神的な機能の改善、毛髪の健康維持などがあります。

うつ症状の改善

メチオニンは、精神を安定させる効果のある脳内神経伝達物質を作り出す材料です。神経伝達物質は記憶を保ったり、喜怒哀楽などの感情を作り出すために不可欠な物質です。
メチオニンが材料になり生み出すドーパミンは、喜びや快楽を産み出す快楽物質で、セロトニンは精神を安定させて幸福感を作り出します。
ノルアドレナリンは睡眠やストレスに関わるほか、記憶や学習などにも影響を及ぼすホルモンです。
これらのホルモンバランスが崩れると、うつ状態になることがあります。具体的には好奇心や興味を失い、やる気が起きず、ネガティブな思考に陥ってしまうのです。そういった症状を改善するためにメチオニンが活躍してくれます。

肝機能の改善

メチオニンには肝機能を高める効果もあります。肝臓の代謝力を上げ、肝臓の老廃物や毒素を排出してくれるため、血液中のコレステロールが燃焼します。
血液の流れが綺麗になると、肝臓への脂肪の蓄積を防ぐことにもつながります。そうすると、脂肪肝の予防になり、ひいては肝硬変や動脈硬化などの予防にもなるというわけです。

老化予防

メチオニンには抗酸化ミネラルである、セレンを運ぶ働きがあります。
セレンは有害な活性酸素を中和してくれる酵素の成分です。さらにコレステロールや中性脂肪が酸化してできる、過酸化脂質細胞を分解してくれる働きがあります。また、ビタミンCの再生を助ける酵素の成分にもなるため、身体の抗酸化力アップに高い効果があります。
活性酸素は増えすぎると体内の細胞を傷つけ、老化、がん、シワ、しみなどの原因になる物質です。ですから活性酸素を中和し、酸化を抑える抗酸化力を高めることは老化を防止するためにとても重要なことなのです。

健康な毛髪を作る

メチオニンは毛髪の健康や薄毛予防、男性型脱毛症予防、抜け毛対策などに必要な要素です。髪の毛におけるメチオニンの割合は1%ほどですが、切れ毛や枝毛などの症状を引き起こす裂毛症(れつげしょう)の患者にはメチオニンが低下しているケースが多く見受けられます。

しじみでメチオニン摂取

しじみに含まれるメチオニンが不足すると、肝機能の低下による脂肪肝や動脈硬化を引き起こす可能性があります。また、うつ状態に陥ったり、抜け毛、活性酸素の蓄積による老化などにつながるケースも。
過剰に摂りすぎると、嘔吐やめまいなどの副作用を起こす可能性があるため、しじみを食事に取り入れたバランスの良い食事で摂取すると良いでしょう。

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