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しじみの旬の時期ってあるの?

しじみの旬の時期とは

しじみの旬の時期は産卵期でもある「土用しじみ」の時期と、水温が冷たくなり身が締まる「寒しじみ」の時期の2つあります。

土用しじみとは

土用しじみというのは、産卵期である6月から9月ころのしじみのことをいいます。産卵に備えて栄養をたっぷり吸収し蓄えているため、ふっくらとして大粒の身がつまったしじみが出回ります。

産卵期のしじみの特徴

産卵期の水温は高めで、餌となる植物性プランクトンが豊富な時期です。そのため、しじみも栄養をたっぷり蓄えることができます。
また、子を持っている時期でもあるため肉厚で非常に美味しい食感が楽しめます。

土用しじみの豊富な栄養

通常の時期でもしじみの栄養は非常に豊富です。しかし、産卵期のしじみはカルシウムやミネラル、アミノ酸、鉄分、マグネシウム、亜鉛などさまざまな栄養素が普段よりもさらに豊富に含まれています。
「土用シジミは服薬」とも言われているほどで、夏の時期に汗とともに失われやすいミネラルの補給や、夏バテで疲弊している肝臓のサポート、疲労回復など夏の体力回復にぴったりの食材なのです。そのため、栄養満点で夏バテや疲労回復、滋養強壮にも効果があるとして、古くから日本人にとって夏の滋養強壮食の代名詞となっています。

寒しじみとは

寒しじみというのは、1~2月ころのしじみのことです。秋のうちに深く砂に潜り込んだしじみは、厳しい冬の寒さを乗り越えるために栄養をたっぷりと蓄えています。そのため、非常に身が引き締まって食べ応えのある食感が楽しめる時期です。

旨味成分が豊富

しじみに含まれている旨味成分であるオルニチンやコハク酸は、気温の低下と主に増加します。そのため寒しじみは、濃縮されたしじみの旨味が味わえるとして人気があります。

栄養素も豊富

冷たい水の中で身が引き締まっているため、土用しじみと比べると身は小ぶりですが、栄養素はたっぷり含んでいます。疲労回復や美肌効果、代謝や解毒にも効果があるという点では土用しじみに引けを取りません。

どちらの時期が美味しいのか

季節により身が締まる理由や栄養価がアップする理由は異なりますが、土用しじみも寒しじみも健康面で良い効果があることに変わりありません。また、旨味成分であるコハク酸などのアミノ酸は美味しい出汁をとることができます。どちらも素晴らしい栄養価と旨味成分が凝縮された、しじみの旬の時期なのです。

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