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たまねぎとしじみの相乗効果

たまねぎもしじみも、血の流れを綺麗にしてくれる効果のある食材です。一緒に食べるとどのような相乗効果が生まれるのでしょうか。

血流の改善

たまねぎは野菜の中でも、血液をサラサラにする成分が豊富に含まれている食材です。中でもケルセチンという成分はポリフェノールの一種で、腸内の脂肪を排出する働きがあります。血中脂質を減少させることにより、血液を流れやすく変化させる効果があります。また、たまねぎに含まれるイソアリインという成分はイオウ化合物で、血液が固まるのを防ぐ効果があります。そのため血栓ができるのを予防してくれるほか、血が滞りなく流れるように働きかける成分です。
しじみに含まれる鉄分やビタミンB12、葉酸などは赤血球を構成するヘモグロビンを作る成分です。中でもバランスよく含まれているビタミンB群は、糖や脂肪をエネルギーとして燃焼する際に必要な補酵素です。食事から摂取した糖や脂肪が効率よく燃焼すると、血中のコレステロール値が減少し、血流をよくしてくれます。

生活習慣病を予防

たまねぎには、ケルセチンの他にも多くのポリフェノールが含まれています。血液中にある悪玉コレステロールは活性酸素の働きによって酸化され、血管を老化させてしまいます。しかし、ポリフェノールは血液をサラサラにするだけでなく、抗酸化作用も非常に高い成分です。抗酸化作用の働きによって生活習慣病の元となる活性酸素の働きを抑え、血管の老化を防ぎ、高血圧や動脈硬化などの予防ができます。
また、しじみに含まれているビタミンCやEにも抗酸化作用があります。脂肪の酸化を防ぎ、赤血球の破壊を防ぐ働きがあるため、血液の健康には欠かすことのできない栄養素です。

疲労回復

たまねぎの刺激成分である硫化アリルはビタミンB1と結合してアリチアミンとなることにより、ビタミンB1の吸収を促進します。ビタミンB1が不足すると疲労やイライラ、不眠などの症状が起こりやすくなるため、疲労回復のためにビタミンB1の吸収率を上げることは重要です。
一方しじみに含まれているオルニチンは、疲労物質アンモニアを分解する肝臓の働きをサポートしてくれる栄養素です。肝臓は、過剰に蓄積すると人体に悪影響を及ぼす物質であるアンモニアを無害化し、尿素に変えて体外へ排出します。さらにオルニチンは、肝臓の中で「オルニチンサイクル」という、疲労物質アンモニアを分解・排出するという代謝回路を構成します。疲労物質が排出されると、疲労感が解消します。

たまねぎとしじみを一緒に摂ることで、血管や血液を健康に保つことができます。しじみとたまねぎを入れた味噌汁やスープ、パスタなどさまざまなメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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